労働組合

労働組合がホームページを作成・運用する課題と対策は何?

労働組合がみずからのホームページを作る事には様々なメリットがあります。しかし、その目的別に運用していかなければ意味がありません。

そこでホームページを作成した、あるいは作成したけど運用がうまくいっていない、それぞれのケースにあてはめ、よりよい運用方法の対策を解説していきます。

すでに運用に支障が無い場合であればこの記事はお役に立ちません

ホームページを対外的な広報に使用したい場合の課題と対策

あなたが携わっている組合活動を多くの人に見てもらう。そのためにホームページと言うツールは大きな武器となります。

ホームページを作成する事自体はとても簡単です。無料でスマホから作成、なんていうのもありますからね。外部委託するととても費用面で高くなりますし、自ら作るのも大変です。

無料のホームページ作成サービスとして有名なものは以下があります。ただ「無料」には落とし穴もあるので、気を付けて利用しましょう。

組合員が閲覧するには、不適切な広告(ご想像にお任せします・・)が表示されてしまう事が多いのが特徴です。

  • WIX
  • jimbo
  • Ameba Ownd

しっかりしたサービスを、はじめは無料お試しで、運用できそうなら、後から有料に移行する事も可能です。

以下の2つのサービスは最初に無料で利用できるので、まずは運用できるかどうか試し、利用してみる事をおすすめします。

併用してみて、使いやすい方でOKです。使い心地がありますからね。

※有料版に移行したとしても、保守など不要なので、相当に安いサービスです。

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気をつけて欲しい無料ホームページのデメリット

無料である事は最大のメリットですが、一方で多くのデメリットを生んでしまうことになります。ほぼ全てのサービスに当てはまるものなので、しっかり認識しておかないと後々後悔することになります。

デメリット①:サービスが終了する事がある

なぜ無料でホームページが作成できるサービスがあるかというと、広告配信などで運営する会社の利益になるためです。しかし、その会社の運営自体がうまくいかなくなってしまった場合、そのサービスは終了してしまう事になります。

それまで築き上げたホームページごと削除の憂き目に遭う可能性がある、その事を理解して運用していかなくてはなりません。かなり大きなデメリットであると認識しておいてください。

デメリット②:無料プランだと広告が入ってしまう

無料でホームページを作成出来ると言う事は、サービスを提供している会社に他の形で利益が入ってこなければ不可能なものです。それが広告の配信です。これにより運営会社に利益が生じます。

ある程度の広告配信はやむを得ないものの、広告の種類によってはかなり不適切な広告が配信されてしまいます。

会社と激しく団体交渉した報告をホームページで行っているのに、子供には見せられないような広告が配信されているとしたら考えものです。有料プランなどで広告配信をストップできるケースが多いので、できれば有料プランで行いたいものです。

デメリット③:検索結果上に表示されにくい

せっかくホームページを作成したのに、一向にネット上で検索結果に上がってこない、これはよくあるケースです。無料サービスであると、この傾向はより強くなります。

無料サービスなら尚更なのですが、そもそも有料サービスであっても検索で上位表示されるのはかなり難しい事。その対策を月数十万円で行っている会社もあるほどです。

1点裏技があり、それはTwitterとホームページを併用する事です。

Twitterでツイートを投稿する際、ハッシュタグ付き投稿する」これを行うだけです。

ただツイートするだけではなく、ホームページを更新した際はツイートの際に「#○○労働組合」などと投稿するようにしてみてください。

そうすれば早期から検索結果上に表示される事ができ、ホームページの更新の意欲も維持する事ができます。「続ける事」は割と難しいですからね。

無料ブログサービスは利用の価値あり

無料の大手ブログサービス(アメーバブログ、はてなブログ等)を利用する事は検討に値すべき事です。これらも無料サービスなので終了してしまう恐れがありますが、利用者数が非常に多いのでほぼその心配はありません。

また多くの人に読んでもらえるという事もあり、対外的に活動を知ってもらいたい場合には積極的に利用したいサービスです。おすすめは「はてなブログ」です。

はてなブログからホームページをリンクしておけば、訪問してくれる方も増え、また訪問者数が増える事により検索結果上に上がりやすくなっていきます。

Twitterなどではツイート内容はどんどん過去のものとして流れてしまいますが、同じ内容をブログに記載していくなどしていけば、きちんと整理された情報としてまとめられる事が出来るのが大きな利点です。

ホームページを組合員向けのみに作成する課題と対策

組合員向けのホームページにする際には、これは相当程度のコストか時間を掛けるしか方法がありません。コストを掛けると言う事は外部委託する事ですから、作成費用をはじめ、毎年の運用費用も掛かってきます。

ぼったくり業者もいるので気を付けましょう・・

リーズナブルかつ専門業者に頼みたい場合は、ホームページ.comなどの大手サービスを利用した方がよいですね。

技術的を学べばホームページを作成する事も可能です。費用面も安く、年10,000円程の費用で済みます。しかし、パスワード管理といった部分が非常に煩わしい事が事実です。定期的な変更などですね。

もし組合員にそういった分野に長けた方がいれば、お任せしても良いかもしれません。ただかなり労力が掛かる事なので、「ありがとう」の言葉だけでは無く、相当程度以上の礼儀は尽くすようにしましょう。

ただ知識が無い状態からでも1~2ヶ月程勉強すれば、簡単なものであれば2~3日程で完成できます。少しの学習を兼ね、試行錯誤しながら独学で作成してみるのも吉です。

こういったスキルは希少性があるので、できれば持って置きたい技術です。2~3日で作成できるホームページでも外部委託すると十数万掛かるなんで事はザラなので。

まとめ

ホームページ作成は対外的な活動報告にも、あるいは組合員向けのツールとしても非常に意義があるものです。しかし誰にも見てもらえなければ、意味が生じてこないのも事実。

もし課題を抱えている場合は、少し運用の仕方を変えればとても大きなツールになります。組合組織発展、広報のために、導入あるいは見直してみてはどうでしょうか。

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